第35回東京国際映画祭がリアル開催10/24より10日間
今年、第35回東京国際映画祭がリアル開催されます。
昨年からメイン会場を日比谷・銀座・有楽町エリアに移転、昨年はクロージングだけだったTOHOシネマズ日比谷に丸の内TOEI、丸の内ピカデリーを加え、関連イベントの開催会場として丸の内エリアも加わりました。
上映会場の拡大により主要9部門の上映本数も昨年の86本から111本へと増加。海外ゲストの招へいも本格的に再開され、映画祭を通じた世界中の映画人と交流ができるようになりました。
プログラムも、六本木ヒルズ時代以上にパワーアップ。世界中から誰もが観たくなる映画や、誰も観たことがない映画、メジャー大作からアート作品まで、バリエーション豊かな上映ラインナップとなりました。
そんな映画祭の今年のテーマは「飛躍」。ポストコロナに向けて大きく羽ばたこうというシンプルで力強いメッセージをもとに開幕を迎えます。
フェスティバル・アンバサダーは、昨年に引き続き、橋本愛。
「とても光栄なことだと思いますし、役目を果たさなければと背筋の伸びる想いです。今年は今の日本の映画界の課題について、自分の気持ちをお話しできたらなと思っています。ハラスメントと呼ばれることだったり労働環境の問題だったりで、自分が感じるのは世代間の溝であり、上の世代の方々が積み重ねてきたものを大事にしようという姿勢はすばらしいものだが、下の世代や若い人の声をちゃんと聞こうという、お互いの声を聞くことが、これからのモノづくりにおいてはすごく大事なんじゃないかと思いました」
安藤チェアマン「アジアを代表する映画祭としてポストコロナに向けさらに飛躍を」
第35回東京国際映画祭チェアマンの安藤裕康は、コロナ禍でのリアル開催に向けた努力とポストコロナにおける映画祭の役割について次のようにコメントしています。
「2年以上にわたり世界中がコロナ禍に苦しんでいる中、東京国際映画祭も苦闘し ながら、なんとかリアルの形で映画祭を実現して来ました。現在も依然として厳しい状況に変わりはありませんが、私たちはポストコロナに向けて更に飛躍して行きたいと様々な努力を続けて参ります。昨年から会場を日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区に移転しました。今年は使用する劇場を更に拡大し、スクリーン数と上映作品数を増やすことができました。この地域の企業、行政等との連携も深めつつあります。映画祭の重要な使命である内外映画人の交流も深化させたいと思います。コロナ下での出入国の制約を乗り越えて、世界と日本の映画を通じる絆を強化します。そして映画祭の1丁目1番地である上映作品については、絶えず工夫を凝らしな がら、アジアを代表する映画祭にふさわしいラインアップの充実に努めたい考えです」
コシノジュンコ「映画とファッション、今年はちょっと面白いことになりそう」
ポスタービジュアルを監修したコシノジュンコは、ファッションと映画の関係が深まるきっかけとなればと展望を語りました。
「映画祭はファッション、モードといったものと縁遠かった気がしますが、このビジュアルを見てもらうと映画祭に広がりができるかなと思います。ここから今年はちょっと面白いことになりそうな気がしています。今コロナで溜まった文化の爆発が起きていて、ファッションも映画もクリエイティブな爆発が楽しみです」
[開催概要]
「第35回東京国際映画祭」
期間 : 2022年10月24日(月)〜11月2日(水)[10日間]
会場: シネスイッチ銀座、丸の内TOE(I 中央区)、角川シネマ有楽町、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 日比谷、 ヒューマントラストシネマ有楽町、丸の内ピカデリー、有楽町よみうりホール、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場、マルキューブ、有楽町micro、東京宝塚劇場、東京国際フォーラム(千代田区)ほか都内の各劇場及び施設・ホールを使用
主催:公益財団法人ユニジャパン(第35回東京国際映画祭実行委員会)
共催:経済産業省 国際交流基金アジアセンター(アジア映画交流事業) 東京都(コンペティション部門、ユース部門)
後援:総務省/外務省/千代田区/中央区/独立行政法人日本貿易振興機構/国立映画アーカイブ/一般社団法人日本経済団体連合会/東京商工 会議所/一般社団法人日本映画製作者連盟/一般社団法人映画産業団体連合会/一般社団法人外国映画輸入配給協会/モーション・ピク チャー・アソシエーション(MPA)/全国興行生活衛生同業組合連合会/東京都興行生活衛生同業組合/特定非営利活動法人映像産業振興機 構/一般社団法人日本映像ソフト協会/公益財団法人角川文化振興財団/一般財団法人デジタルコンテンツ協会/一般社団法人デジタルメ
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