思わず胸アツ! 寡黙なアウトローが少女を救うため命をかける
エイドリアン・ブロディ主演のハード・アクション映画『クリーン ある殺し屋の献身』が、9月16日(金)より全国ロードショー公開されます。ブロディがアウトローに扮し少女と心通わせる映画はこれまでもいろいろな名作を思い起こさせます。ここで振り返ってみましょう。
『クリーン ある殺し屋の献身』 2022年9月16日公開
《クリーン》と呼ばれる寡黙な男は、深夜の街でゴミ回収車を走らせ、廃品や廃屋の修理を趣味にしている。孤独な日々を送る中で、隣人のディアンダという少女と心を通わせていました。
ある時、街を支配する麻薬ギャングたちがディアンダに目をつけると、ディアンダを救い出すためクリーンはアジトに乗り込み、チンピラたちを半殺しにしてしまいます。その中に、ギャングのボスであるマイケルの息子がいたため、復讐にマイケルは組織を総動員。警察もギャングに加担しており、もはや逃げ場を失ったクリーンは、ディアンダを護るため再び銃をとり、たった1人で反撃を挑んでゆきます...。
『ビューティフル・デイ』 (2018年)
トラウマを抱えた元軍人のジョー(ホアキン・フェニックス)は、行方不明になった少女たちを捜し出すことを生業に、年老いた母親と静かな生活を送っていました。
ある日、政治家の娘ニーナを捜してほしいという新たな依頼が舞い込み、売春組織に囚われていたニーナを無事に見つけ出すことに成功しますが、彼女はあらゆる感情が欠落し無反応のまま。やがてニーナはジョーの目の前で再び何者かにさらわれてしまい、ニュースで依頼主の政治家が飛び降り自殺したことを知ります。
自分が恐ろしい陰謀に巻き込まれたことを知ったジョー。果たしてどんな行動にでるのでしょうか…。
『レオン』 (1995年)
ニューヨークで孤独に生きるレオン(ジャン・レノ)は、依頼を完璧に遂行するプロの殺し屋。
ある日、アパートの隣室に住む少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)の家族が麻薬密売組織によって全員殺され、マチルダは隣室に住むレオンに助けられ生き残ります。
家族を殺されたマチルダは復讐を決心し、レオンに暗殺技術を教えてもらう代わりに家事全般と読み書きを教えることに。不思議な共同生活に、やがて互いに心の安らぎと信頼を抱くようになります。
ある日マチルダは、自分の家族を殺した犯人が麻薬取締捜査官スタンスフィールド(ゲイリー・オールドマン)だと知り、麻薬取締局へと潜入しますが…。
少女マチルダがレオンを誘惑する完全版が批判を浴びた一方、教養に欠けながらも観葉植物に毎日葉水を与えるジャン・レノが印象的な作品。
『タクシードライバー』 (1976年)
ベトナム帰還兵のトラヴィス(ロバート・デ・ニーロ)は、深刻な不眠症を患い、タクシードライバーとして夜のニューヨークで働いていましたが、麻薬や売春が横行した街の退廃ぶりに嫌悪していました。
ある日、大統領候補パランタインの選挙事務所で働く美女ベッツィと親しくなりデートに出掛けたますが、ポルノ映画に誘って激怒。やがてアイリスと名乗る少女(ジョディ・フォスター)がトラヴィスのタクシーに逃げ込んできますが、ヒモらしき男が彼女を連れ戻してしまいます。不眠症が悪化するなか、裏ルートから銃を手に入れ黙々と体を鍛えたモヒカンのトラヴィスが胸に秘めた計画とは...。
塚本晋也監督絶賛、いまの時代にも微妙にマッチするマーティン・スコセッシ監督の代表作。
過去を捨てたスゴ腕の殺し屋がひとり、少女を救いに立ち上がる
公開された『クリーン ある殺し屋の献身』予告編では、クリーンがボスのアジトへとたった一人で戦いを挑むシーンが切り取られています。
トラックで家に突っ込むと、「夜の街が血で染まる 観る者の魂を撃ち抜く キリングハード・アクション」というコピーと共に、激しい銃撃戦へと繋がります。
[作品情報]『クリーン ある殺し屋の献身』 9月16日全国公開
原題:CLEAN
出演:エイドリアン・ブロディ、グレン・フレシュラー、リッチー・メリット、チャンドラー・アリ・デュポン、ミケルティ・ウィリアムソン、ミシェル・ウィルソン、ジョン・ビアンコ、RZA
監督・製作・脚本:ポール・ソレット「キラー・ドッグ」
製作・脚本・音楽:エイドリアン・ブロディ
製作:ダニエル・ソリンジャー、エリオット・ブロディ
撮影:ゾーラン・ポポヴィック
2021年/アメリカ映画/英語/94分/シネマスコープ
字幕:田崎幸子
提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム/clean-kenshin.com
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