カンタン・デュピュー監督最新作『地下室のヘンな穴』
ベルリン国際映画祭に正式出品された『地下室のヘンな穴』が、9月2日(金)に新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国公開されます。
「穴に入ると12時間進んで3日若返る」というナンセンスなまでにバカバカしい設定があれよあれよという間に現実味を獲得していくストーリー展開は、まさに『マルコヴィッチの穴』さながら。フランス本国でも『ジュラシック・ワールド』『トップガン』といったハリウッド超大作に次ぐ初登場第3位、フランス映画ではNo1ヒットを記録。監督史上最高のヒットを叩き出しています。
さて、「穴」の先の不思議な世界へ誘う案内係として様々な映画に登場する生き物たち。
『不思議の国のアリス』でアリスを穴に引き込む白ウサギ。『となりのトト ロ』ではメイが小トトロと中トトロを追いかけて穴に落っこちます…。
本作にもそんな映画の系譜に連なる最高にキュートな引導役として、猫が登場します。
本作で夫婦が出会うのは、白とグレーの毛並みが綺麗なナゾ猫。外堀や庭の廃車のボンネットなどを我が物顔でうろつく姿は、まさに古株の住人です。
もちろん、不動産屋と夫婦しか知らないはずの謎の穴についても知っている様子…夫婦の家に勝手に入ってきては、地下室のヘンな穴に直行します。
この本編映像では、ナゾ猫が登場する2つのシーンが登場します。
夫はある日、猫が自分たちの家に入ってきて迷わず地下室に向かい、穴の上で何かを訴えかけるかのように鳴いたと妻に語ります。
猫は何を伝えようとしたのか!? シーンは変わって、夫がナゾ猫を自ら地下室に連れて行き穴の上に乗せ、反応を探ります。夫の気持ちとは裏腹にすまし顔でナゾ猫は何も反応しません…。
ナゾ猫の気まぐれに振り回される夫婦。ナゾ猫はどんなカギを握っているのでしょう?
『地下室のヘンな穴』は、9月2日(金)に新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国公開されます。
[作品情報]『地下室のヘンな穴』
監督・脚本:カンタン・デュピュー
出演:アラン・シャバ、レア・ドリュッケール、ブノワ・マジメル、アナイス・ドゥムースティエ
2022 年/フランス・ベルギー/仏語・日本語/74 分/シネスコ/カラー/5.1ch/英題:Incredible But True /日本語字幕:高部義之
配給:ロングライド
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