LINNの最高峰モデルKLIMAX DSM/3が魅せるこだわりの仕様

規格更新のサイクルが早いビジュアルの方にも目配りしているハイエンドオーディオブランド、スコットランドのLINN(リン)。アップグレードプログラムも用意し、長く愛用できるようにと考えられています。

 

fy7dでも取り扱っており、Selekt DSMでのデモも行っています。

 

今年は、フラッグシップKLIMAX(クライマックス)DSMを実に15年ぶりにフルリニューアルしました。コロナ禍で部品の調達がおぼつかない業界にあって、すばらしい決断だったと思います。

 

LINNはこれまで、多くのメーカーと同様に、他社から良質なDACを調達して製品化していました。fy7dがデモで使用しているSelektDSMも旭化成製のDACを採用するKATALYSTバージョンです。

 

それに対し、KLIMAX DSM/3では、自社で設計したディスクリートDAC「Organik DAC Architecture」を採用し、自社ソフトウェアとのマッチングや安定した動作、求める音質を得られるフレキシビリティを獲得しています。

 

従来よりKLIMAXシリーズを特徴付けてきたアルミニウム削り出しのボディは、5軸CNC機械加工機を使いブロックからの切削に実に8時間を掛けるとか。天板の溝は角度によって光の反射が変わり、まるでレコードの溝のよう。LINNのルーツであるレコードプレーヤーLP12を彷彿させるこだわりの仕様となっています。

 

じつはまだ聞いたことがないのですが…耳に出来るのが楽しみです!Amazon music HDのストリーミング再生も待たれます。

 

KLIMAXはちょっと高価すぎますが、はじめてLINNに触れる方にはMAJIK DSM/4がアナログライン入力(RCA)も追加されて使いやすくなりオススメです。